サーバー移転の注意点

ホームページのデータが置いてある所を「サーバー」と言います。
大きな企業であれば自社でサーバーを持っていますが、中小企業であればほとんどがレンタルサーバーでしょう。
レンタルサーバーを借りてホームページを作って、何年かしたら会社規模が大きくなってきたので、新しいサーバーにしたい、と思う事もあるかもしれません。
しかしこれがなかなか手間がかかります。

サーバーを新しくする場合、ホームページのデータはそのまま移せばいいのですが、そのままではダメです。
ドメインつまりURLの設定を変更しないといけないのですが、これも場合によっては管理権を移管などしないといけなくなります。
それにドメインを切り替えても、数日は古いサーバーのホームページが表示されたりします。

またサーバーにあるデータはホームページだけでは無く、メールもサーバーに届きます。
そのためサーバーからメールのデータを全部ダウンロードしたり、社員全員のメールソフトを再設定しないといけなくなります。
これはかなりややこしく、手間となります。

単純にサーバーの容量を増やしたい、というだけであれば、同じレンタルサーバーの別のプランを選べば手間はあまりかかりません。
しかしこの場合サーバーのシステムがアップグレードされる事があり、不具合が出る事があります。
具体的にはWordPressなどでホームページを作っていた場合、phpがバージョンアップされ、WordPressが対応しなくなる可能性があります。
そうした事が無いように、事前に十分な確認が必要です。

いずれにしてもサーバーを新しくしたい、という場合には、システム担当者あるいはホームページの管理会社と良く相談された方がいいでしょう。

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