先日木曜日の深夜、PHPの致命的な脆弱性に対応するためのセキュリティリリースが公開されるというニュースが駆け巡りました。
それを受けて各種サービスサイトなどが緊急メンテナンスを深夜に行う事となり、サービスが利用できないなどの混乱が発生しました。
対応にあたった方々は、本当にご苦労さまでした。
こうした事の成り行きを、リアルタイムで見ていた方も多いのでは無いでしょうか。
今回の混乱を見て、セキュリティの重要性を認識されたことと思います。
それは実にいい事なのだと思いますが、そこで「徹底的にセキュリティを高めよう!」と思われてしまうのも、少し問題があります。
実際問題として、今回の「PHPの致命的な脆弱性」ですが、具体的に皆さんにどこまで関係ある話なのでしょうか?
結論を言ってしまえば、例えば日常的に普通にホームページにアクセスしている限りでは、特に問題は無いと言えます。
企業サイトの運営、例えばWordPressなどを利用したホームページを運営しているのであれば、多少は関係ありますが、正直そこまで急いで対応するべき物ではありません。
ましてやWordPressを利用しない、静的なホームページを運営しているのであれば、全く影響は無いと言っていいでしょう。
今回緊急に対応を迫られたのは、まずはショッピングサイトなど、それから自社サーバーを使ってホームページを運営しているような大手企業のサイト、あるいはレンタルサーバーなどを運営していた会社、がほとんどでしょう。
実際そうした所は緊急でメンテナンスを行っていました。
特にレンタルサーバーなどでホームページを運営しているような企業では、そうしたレンタルサーバー元が対応をしてくれたおかげで、何事もなく過ごせたという事を忘れてはいけないと思います。
そうした事をキチンと理解しないで、ただ「PHPの更新が必要だ!大変だ!」と慌てて自身で作業を行った結果、ホームページの表示や機能に致命的なエラーが出てしまう、という事は普通にあり得ます。
更に言うとPHPだけに気を取られて、肝心のWordPressのバージョンアップを全然行っていなかったり、また「あなたの情報が抜き取られています」などの刺激的なタイトルのスパムメールをつい開いてしまう事の方が、実はよっぽど危険だったりします。
セキュリティ意識を高める事はとても大切な事です。
しかし過剰に高めすぎる事で、やらなくてもいい対策まで行ってしまうようになると、結果本末転倒な事になってしまいます。
何に関してもそうですが、正しく理解し正しく恐れる、という事が一番大切です。
そうした時のために、どこか信頼できる相談相手を作っておくというのも必要でしょうね。
