メールフォームを見直そう

ホームページは基本的に「お問い合わせ」をもらうために作ります。
「お問い合わせ」を多くもらうために、いくつもの工夫が必要となります。
いわゆるSEO対策も、多くの人に見てもらえれば自然とお問い合わせが増えるから行うものです。
またページ内の導線も、いかにしてお問い合わせページに辿り着いてもらうかを考えて設計します。
しかし意外と見落とされがちなのが、肝心のメールフォームです。

SEO対策などいろいろ努力してメールフォームに来てもらったのですから、その顧客情報はしっかり取得したい、と思うのはビジネスとして当然です。
しかしあまりにも過剰すぎて、結果としてメールフォームから問い合わせるハードルが上がってしまっているケースを良く見ます。

例えば「企業名」「役職名」などを記入してもらう欄などが良くあります。
しかしこれでは個人の方は、どう入力していいか分からないでしょう。
もしこの欄が入力必須になっていたら、それだけでお問い合わせを一つ逃がす事にもなりかねません。
また「姓」と「名」が別々の入力になっていると、それだけで入力が面倒くさくなります。
「フリガナ」なども、例えば外国人の方はどう入力すればいいのか、分からないでしょう。
「企業名」にも「フリガナ」を入れさせる所をたまに見ますが、企業名はカタカナであったり英語であったりする事が多いので、フリガナを入れてもらう必要は無いと言えます。
どうしてもというのであれば、せめて入力必須にしない方がいいでしょう。
また「どうやって当社を知りましたか」などのアンケート項目がある事もありますが、これもやはり入力項目を無駄に増やすだけなので、不必要だと言えます。

極端な話、メールフォームでは「名前」「メールアドレス」「問い合わせ内容」が入力できれば十分です。
念の為、「電話番号」があればいいくらいです。
「メールアドレス」の再入力チェックも、現在ではあまり意味をなさないでしょう。

せっかく素晴らしいホームページを作っても、最後の段階で高いハードルがあると、お問い合わせも少なくなってしまいます。
ホームページを作ったら、まず自分で問い合わせを送ってみて、面倒くさいかどうかはチェックしておきたいですよね。

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